女性のほうが長生きなのはなぜ?
女性のほうが長生きするというのは、ほとんど世界の常識となっているが、20世紀まではそれほど差はなかったらしい。
妊産婦の死亡率が高かったことと、男児のほうを大切に育てる傾向があったからだ。それが医療の進歩とともに、女性が本来持っていた生物学的しぶとさが発揮され、平均寿命はどんどん延びていった。
なんといっても人体の基本、染色体からして、疾患に対する耐性が男性のものより強力にできているのだ。しかも女性ホルモンには血管を広げる働きがあり、動脈硬化などの血管疾患を予防するという、高血圧に悩む中年男性にはうらやましいかぎりだろう。
反対に男性の場合は、まず、胎児のときから流産や死産の率が女性より高いという。
母体内での危険を乗り越えてこの世に誕生しても、成長期には危険な遊びにふけり、青年期には喫煙や飲酒を覚え、中年期には働き詰めで不摂生な生活を送り、気がつけばストレスと生活習慣病で身体はボロボロだ。
そもそも基本的な構造で女性に負けているのだから、日頃から健康に注意しないと、平均寿命の差は広がるばかりだろう。
大人の雑学「自然・科学」ライバル
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