かってイングランド人に征服され、イギリスに併合されていたアイルランド人は、1,922年にイギリスの支配から脱した。しかし、北部にはイギリス本国からの移植者が多数いたため、そのまま「北アイルランド」としてイギリス領に残った。
そもそもアイルランド人はケルト系の民族で、宗教もカトリックがほとんどだ。一方イングランド人はアングロ・サクソン系で、プロテスタントが中心。
民族も宗教も異なるうえに、被征服者と征服者という歴史もある。
アイルランド人は何かと差別的な扱いを受けることが多かった。そこで、60年代に入ると公民権を求める運動が活発になり、やがてカトリック系のIRA(アイルランド共和軍)を中心に武装闘争へと激化、これにプロテスタント側も応戦し、イギリス軍も派遣された。
以後、爆弾テロやゲリラ戦などがくり返され、市民をも巻き込んで多くの犠牲者が出ている。
イギリス政府とIRAの間で和平交渉が進んだ時期もあったが、カトリック系、プロテスタント系、双方の過激派が納得せず、未だ不安定状況が続いている。
大人の雑学「国際政治」ライバル
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