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大人の雑学、意外なライバル

キリスト教vsイスラム教

「対立関係の代名詞」も、元をたどれば「兄弟関係」!?

 アメリカのブッシュ大統領は、2001年の「9.11テロ」の首謀者とされるオサマ。ビンラディン氏との戦いを「十字軍」にたとえて気勢を上げたが、世界中のイスラム諸国から猛反発を買い、発言を撤回せざるをえなくなった。

 「水と油」のように対立しているキリスト教とイスラム教だが、じつはそのルーツは、どちらもユダヤの聖典「旧約聖書」、ユダヤ教徒だったイエスを「神の子」と信じた人々が1世紀に開いたのがキリスト教であり、マホメットを「預言者」として、7世紀にアラブの風土で生まれたのがイスラム教。いわば兄弟のようなものだ。

 しかし、中世にはイルラム軍がスペイン、フランスまで勢力を伸ばし、逆に11〜13世紀には。キリスト教徒の「十字軍」がアラブ世界を席巻。その後、イスラムのオスマン帝国がヨーロッパを脅かしたが、19世紀には西欧キリスト教国が世界を制する。

 ともに譲らぬ「一神教」という事情もあり、本体、人間に安らぎをもたらすはずの宗教が戦争の口実として利用され、現在の根深い対立の構図が作られてきたのだ。
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