「記憶」に残る長嶋、「記録」に残る王
現役を退いてはや20年以上、未だに熱狂的なファンを持つONコンビ、現役時代の長嶋茂雄の魅力は、なんといってもその派手なパフォーマンスにあった。今や伝説となった展覧試合でのサヨナラホームランのように、「ここで一発出れば」というファンの期待に見事に応える勝負強さと、ダイビングキャッチを鮮やかに決めるなどの華麗な守備で、ファンを魅了し続けたものだ。オールスター戦や日本シリーズといった晴れの舞台ではシーズン中より打率がアップし、「お祭り男」の本領を発揮した。
フラミンゴ打法で15回も本塁打王に輝いた王貞治は、通算本塁打868本を誇る。あのベーブルースやハンク・アーロンを抜いて、文字通りの「世界のホームラン王」だ。22年の選手生活の間に数々の輝かしい記録を打ちたて、成績では明らかに長嶋をしのぐ。ただ、実直で求道的なイメージがあり、やや華やかさに欠ける面も、観客を沸かせてこそのプロ・スポーツ。「ミスタープロ野球」の称号が長嶋のものになったのは、「記録」より「記憶」がファンの心を動かしたということなのだろう。
長嶋、王の名前は球史には勿論だが、我々の記憶に永遠に残るだろう。
大人の雑学、やっぱりライバル!
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